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OpenClawアプリイメージを利用する

1.OpenClawについて

1-1.OpenClawとは

OpenClawは、サーバーやPC上で動作するAIエージェントです。
DiscordやTelegramなどのチャットから指示を出すことで、サーバー内のファイル操作やコマンド実行などをAIに代行させることができます。

本アプリイメージを利用してVPS上でOpenClawを稼働させることで、
利用者のPC環境に影響を与えず、常時稼働する専用の作業環境として
サーバー作業や運用確認をチャットから行うことが可能です。

1-2.特徴

特徴 説明
チャットからの操作 DiscordやTelegramなど、普段使っているチャットからサーバー作業を指示できます。
作業履歴を参照した継続作業 過去の指示内容や実行結果を保存し、それらを参照しながら作業を進められます。
定期処理の実行 決まった時間に処理を実行し、結果をチャットで受け取ることができます。

1-3.活用例

活用例 内容
サーバー状態の確認補助 ログや稼働状況を確認し、サーバーの状態把握に必要な情報をチャットで受け取る運用ができます。
外出先からの簡易操作 外出先からスマートフォンのチャットを使い、サービスの再起動など基本的な操作を行えます。
定期レポートの通知 サーバーの状態などを定期的に集計し、結果を要約してチャットで確認できます。

2.OpenClawアプリイメージ インストール手順

シンVPSをご利用中の方

利用中のサーバーにOpenClawアプリイメージをインストールしたい場合、「OS再インストール」をご参照の上、インストールを行ってください。

1.「追加申し込み」をクリック

シンアカウントへログインし、「追加申し込み」をクリックしてください。

追加申し込み

2.OpenClawをインストール

「イメージタイプ」における「アプリケーション」タブより「OpenClaw」をクリックしてください。

OpenClawをインストール

お申し込み・お支払いを完了することでサーバーへ自動でインストールされます。

3.事前準備

3-1.パケットフィルターの設定

OpenClawの利用にあたって、特定のポートの開放は必須ではありません。
VPSパネルの「パケットフィルター設定」画面から「ONにする(推奨)」に設定することを推奨します。

任意ポート
用途 ポート番号 目的
SSH TCP 22 Tera TermなどのSSHクライアントを使ってサーバーに接続する場合。
ダッシュボードにSSHトンネル経由でアクセスする場合。
ご利用の構成や機能に応じて必要なポートのみ開放してください。
使用していない機能に関連するポートは、セキュリティ上の観点から開放しないことを推奨します。

パケットフィルターの設定は下記マニュアルからご確認ください。
パケットフィルターの設定について

3-2.AIサービス(LLMプロバイダー)のAPIキー準備

OpenClawでは、OpenAIやGoogleなどのAIサービス(LLMプロバイダー)が提供する
APIキーを利用するため、事前に以下を準備してください。

  • 利用したいAIサービス(OpenAI、Google等)のアカウント
  • 各AIサービスで発行したAPIキー、またはOAuth認証情報

アカウントの作成方法やAPIキーの発行手順については、
各AIサービス提供元の公式ドキュメントをご確認ください。

本マニュアルでは、OpenAIのAPIキーを使用する例で説明します。

3-3.チャットサービスのBot/トークンの準備

OpenClawは、DiscordやTelegramなどのチャットサービスを通じて操作します。
事前に以下の準備が必要です。

  • 利用するチャットサービスのアカウント(Discord、Telegram等)
  • OpenClawと連携するためのBot、または連携用アプリの作成
  • チャットサービス側で発行されるトークンや認証情報

本マニュアルでは、Discordを利用する例で説明します。

Discord Bot作成方法

Discordのアップデートについて

Discordのアップデートにより、画面構成や操作手順が異なる場合があります。
最新の手順や詳細については、Discord公式ドキュメントをご確認ください。

OpenClawを利用するには、Botを追加するDiscordサーバーが必要です。
新しくサーバーを作成する場合は、Discord公式サポートガイドを参考にしてください。

1.アプリケーション作成

Discord Developer Portalにアクセスし、「Applications」メニューから右上の「New Application」をクリックします。

アプリケーション作成

2.名前の入力

「Name」に任意の名前を入力し、ポリシーの同意にチェックを入れて、「Create」をクリックします。

名前の入力

3.トークン発行

画面左の「Bot」メニューを選択し、「Token」欄の「Reset Token」ボタンをクリックします。

※確認ダイアログが表示された場合は「Yes, do it!」を選択してください。

※パスワード認証を求められた場合はパスワードを入力してください。

トークン発行

4.トークンの確認

Tokenの欄に作成したトークンが表示されます。
OpenClawのセットアップに使用するため、コピーして控えてください。

トークンの確認

Botを操作される恐れがあるため、作成したトークンは第三者と共有しないでください。

5.Botに権限付与

「Privileged Gateway Intents」の「Message Content Intent」をONにして、
画面下部に表示される、「Save Changes」をクリックしてください。

Botに権限付与

6.Discordサーバーへの招待

左メニューの「OAuth2」を選択し、「OAuth2 URL Generator」欄のbotにチェックを入れて、
「Generated URL」に表示されるURLをコピーし、新しいタブで開いてください。

Discordサーバーへの招待

7.認証

招待の承認ダイアログが表示されるので、招待したいサーバーを選択して「認証」をクリックしてください。

認証

3-4.root以外のユーザーでOpenClawを利用する場合

本アプリイメージではrootでのOpenClawの利用が前提になります。
追加ユーザーで利用する場合は、本手順に従ってOpenClawの設定を行ってください。

1.ユーザー作成

VPSに「SSH」、または「コンソール」からログイン後、下記のコマンドを実行してください。

adduser "ユーザー名"

※「"ユーザー名"」には利用するユーザー名を入力してください。

コマンド実行後、パスワード設定とユーザー情報設定を求められるので、任意のパスワードとユーザー情報を設定してください。
パスワード入力が完了すると、最後に「Is the information correct? 」と表示されるので「Y」を入力して、「Enter」キーを押してください。

※ユーザー情報は「ENTER」キーを押すことでデフォルト設定が可能です。

passwd: password updated successfully
Changing the user information for "ユーザー名"
Enter the new value, or press ENTER for the default
 Full Name []:
 Room Number []:
 Work Phone []:
 Home Phone []:
 Other []:
Is the information correct? [Y/n] Y

2.ユーザー切り替え

下記のコマンドを実行してください。「"ユーザー名"」には利用するユーザー名を指定してください。

su - "ユーザー名"

3.nvmインストール

下記のコマンドを実行してください。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.3/install.sh | bash

4.環境変数読み込み

下記のコマンドを実行してください。

source ~/.bashrc

5.Node.jsインストール

下記のコマンドを実行してください。

nvm install "lts/*"

6.LTS版切り替え

下記のコマンドを実行してください。

nvm use "lts/*"

7.デフォルト設定

下記のコマンドを実行してください。

nvm alias default "lts/*"

8.OpenClawインストール

下記のコマンドを実行してください。

npm install -g openclaw@latest

9.OpenClawインストール確認

下記のコマンドを実行してください。バージョン情報が表示されたら完了です。

openclaw --version

10.ログアウト

下記のコマンドを2回実行してログアウトしてください。

exit

4.OpenClawセットアップ手順

本マニュアルについて

本マニュアルでは、OpenAIのAPIキーを使用し、Discordと連携させるセットアップ手順について説明します。
その他AIサービスやチャットサービスの利用方法につきましてはOpenClaw公式ドキュメントをご参照ください。

OpenClawのアップデートについて

OpenClawのアップデートにより、画面構成や操作手順が異なる場合があります。
最新の手順や詳細については、OpenClaw公式ドキュメントをご確認ください。

4-1.OpenClawセットアップ手順

1.OpenClawセットアップ

VPSに「SSH」、または「コンソール」からログイン後、下記のコマンドを実行してください。

openclaw onboard --install-daemon
root以外のユーザーでOpenClawを利用する場合」で新しいユーザーを作成した場合は、作成したユーザーでログインしてください。

2.セキュリティ同意

セキュリティに関する注意画面が表示されます。
内容をご確認の上、「Yes」を選択し、「Enter」キーを押してください。

セキュリティ同意

3.Onboarding mode選択

設定方法が表示されます。
本マニュアルでは 「QuickStart」 を選択します。

※詳細な設定は後から行うことができます。

Onboarding mode選択

4.LLMプロバイダー選択

LLMプロバイダーと認証方式の選択画面が表示されます。
任意のLLMプロバイダーと認証方式を選択し、「Enter」キーを押してください。
本マニュアルではOpenAIのAPIキーを使用します。

LLMプロバイダー選択

LLMプロバイダー選択

5.APIキー入力

APIキーを入力し、「Enter」キーを押してください。

APIキー入力

6.モデル選択

任意の使用するモデルを選択し、「Enter」キーを押してください。

モデル選択

7.チャットプラットフォーム選択

連携するチャットプラットフォームを選択し、「Enter」キーを押してください。
本マニュアルでは「Discord」を使用するため、「Discord」を選択し、「Enter」キーを押してください。

チャットプラットフォーム選択

8.Botトークンの入力

Botトークンの入力が求められるため、事前に準備したDiscord Botのトークンを入力し、「Enter」キーを押してください。

Botトークンの入力

9.チャンネル権限付与

OpenClawが利用するDiscordチャンネルを限定するかどうかを設定します。
本マニュアルでは「Yes」を選択し、「Allowlist」で特定のチャンネルのみ利用可能とします。

「Open (allow all channels)」を選択するとすべてのチャンネルにデフォルトでBotとやり取り可能になります。
既に運用中のDiscordサーバーや、他の利用者も参加しているDiscordサーバーにBotを追加する場合は、チャンネルアクセス設定で「Allowlist」を選択することを推奨します。

Allowlistを利用すると、OpenClawが反応するチャンネルを明示的に限定できるため、意図しないチャンネルでの動作や誤操作を防ぐことができます。

チャンネル権限付与

チャンネル権限付与

10.対象チャンネルの入力

下記入力形式で対象サーバーとチャンネル名を入力し、「Enter」キーを押してください。

サーバー名/チャンネル名

対象チャンネルの入力

11.スキル設定

スキル設定が表示されます。
本マニュアルでは「No」を選択します。

※スキルは後から追加することができます

スキル設定

12.Bot起動

OpenClawの初回起動時に、初期設定(Hatch)を行うかどうかを選択する画面が表示されます。
本マニュアルでは「Do this later」を選択します。

※TUIやWeb UIを起動しなくても、チャットを通じて設定を進めることが可能です。

Bot起動

13.タブ補完有効化

タブ補完を有効化にするかの確認画面が表示されます。
本マニュアルでは「Yes」を選択します。

タブ補完有効化

14.DiscordからBotにメッセージ送信

追加したBotにメンションしてメッセージ送信することでBotとのやり取りが可能になります。

Botとの初回のメッセージでは以下画面が表示されて承認が必要になる場合があります。
画面の指示に従い、下記コマンドをVPSで実行することでbotとのやり取りが可能になります。

openclaw pairing approve discord [code]

※[code]にはDiscord側に表示される「Pairing Code」を入力してください

DiscordからBotにメッセージ送信

4-2.ダッシュボード接続方法

Web UIを通じてOpenClawの設定を行うことができます。
本マニュアルではSSH用の22番ポートのみ開放し、SSHトンネル経由でのアクセスを行います。

1.ポート転送設定

sshコマンドを利用してポート転送を行う場合

以下コマンドを実行してSSHでVPSに接続してください。

▼パスワード認証の場合

ssh -L 18789:localhost:18789 "ユーザー名"@"VPSホスト"

▼SSH Key認証の場合

ssh -L 18789:localhost:18789 "ユーザー名"@"VPSホスト" -i "SSH Keyファイル"

※申し込み・OS再インストール時にSSH_Keyを指定すると、仕様上パスワード認証が無効になります。

TeraTermを利用してポート転送を行う場合

以下手順を実行してください。

  • VPSにSSH接続後、メニューの「設定」から「SSH転送」を選択してください。
  • 「追加」を選択し「SSHポート転送」設定画面で以下のように設定して「OK」を選択してください。

ポート転送設定

●ローカルのポート:「18789」
リモート側ホスト:「localhost」 ポート:「18789」
  • ポート転送に設定が追加されたことを確認して「OK」を選択してください。
RLoginを利用してポート転送を行う場合

以下手順を実行してください。

  • 「Server Select」画面で新規登録済みのVPSエントリーを選択して「編集」を選択してください。
  • 「サーバー」-「プロトコル」から「ポートフォワード」を選択してください。

ポート転送設定

  • 「新規」を選択して「SSH2ポートフォワード」設定画面で以下のように設定して「OK」を選択してください。

ポート転送設定

●local
Host Name:「localhost」
Port:「18789」
Connect
Host Name:「localhost」
Port:「18789」
  • ポート転送に設定が追加されたことを確認して「OK」を選択してください。
  • 「Server Select」画面からVPSにSSH接続してください。

2.ダッシュボード用URL出力

以下コマンドを実行し、「Dashboard URL: 」に表示されているURLをコピーし、ブラウザで開くと、ダッシュボード画面が表示されます。

openclaw dashboard

ダッシュボード用URL出力

5.アップデート

コマンド実行

VPSに「SSH」、または「コンソール」からログイン後、下記のコマンドを実行してください。

curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash -s -- --no-onboard

※アップデート後は下記システム診断コマンドを実行いただくことを推奨します。

openclaw doctor

6.その他詳細情報

OpenClawのCLIコマンドや詳細な設定方法についてはOpenClaw公式ドキュメントをご確認ください。